お勧めのものや思ったことなど、
日々のつれづれをつづったブログです。
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[ミュージカル] ブログ村キーワード
「ミス・サイゴン」をこの前観たのはいつだったか
忘れたくらい、再演を見ていませんでした。
初演とその次くらいは見たのですが、
しばらくご無沙汰だったのです。
なにしろ、わたしは特定の俳優さんのファンではないし、
ミュージカルでもオペラでも、作品自体、もっといえば
音楽に興味の大半があるので、ひとつの作品を何度も
観ることはほとんどありません。
そうこうする間に配役は大きく変わり、伝説の本田美奈子さんは
残念ながら亡くなってしまい、同じなのは、エンジニアの
市村さんくらいでしょうか。
行く前は、それも新鮮でいいかも、と思っていたのですが
正直いって、ちょっとがっかりでした。
主役の二人、知念さんと原田さん、が良くないんです。
一応歌えるんだけれど、全然感情が伴わないし、知念さんは
きんきんした声でもうやめて~って思ってしまいました(><)
反対に、エレン役のシルビア・グラブさんは、さすがに上手!
しっとりした歌声で聞かせます。やはり、持っている声が
良い上に、技量もある人は違いますね。
以前は、オペラの「蝶々夫人」を下敷きにしていると聞いても
あまりぴんとこなかったのですが、今回は、アジアの人に対する
西洋人の偏見、戦争が生んだともいえる混血児の悲劇などが
胸に迫ってきました。スクリーンで子供たちを映し出した演出の
せいでしょうか。それにしても子供を「ごみくず」というのは
聞いていても抵抗がありましたけど…
初演の方がエネルギーにあふれていて、出演者もよかったと
思うのは、こちらの印象のせいなのか、あるいは、その間に
たくさんの舞台を見たせいで、こちらが要求する基準が上がって
しまったのか(これは、最近よく感じることです)わかりませんが
もっと上手な主役で見たかったなというのが今回の感想でした。
「ミス・サイゴン」をこの前観たのはいつだったか
忘れたくらい、再演を見ていませんでした。
初演とその次くらいは見たのですが、
しばらくご無沙汰だったのです。
なにしろ、わたしは特定の俳優さんのファンではないし、
ミュージカルでもオペラでも、作品自体、もっといえば
音楽に興味の大半があるので、ひとつの作品を何度も
観ることはほとんどありません。
そうこうする間に配役は大きく変わり、伝説の本田美奈子さんは
残念ながら亡くなってしまい、同じなのは、エンジニアの
市村さんくらいでしょうか。
行く前は、それも新鮮でいいかも、と思っていたのですが
正直いって、ちょっとがっかりでした。
主役の二人、知念さんと原田さん、が良くないんです。
一応歌えるんだけれど、全然感情が伴わないし、知念さんは
きんきんした声でもうやめて~って思ってしまいました(><)
反対に、エレン役のシルビア・グラブさんは、さすがに上手!
しっとりした歌声で聞かせます。やはり、持っている声が
良い上に、技量もある人は違いますね。
以前は、オペラの「蝶々夫人」を下敷きにしていると聞いても
あまりぴんとこなかったのですが、今回は、アジアの人に対する
西洋人の偏見、戦争が生んだともいえる混血児の悲劇などが
胸に迫ってきました。スクリーンで子供たちを映し出した演出の
せいでしょうか。それにしても子供を「ごみくず」というのは
聞いていても抵抗がありましたけど…
初演の方がエネルギーにあふれていて、出演者もよかったと
思うのは、こちらの印象のせいなのか、あるいは、その間に
たくさんの舞台を見たせいで、こちらが要求する基準が上がって
しまったのか(これは、最近よく感じることです)わかりませんが
もっと上手な主役で見たかったなというのが今回の感想でした。
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[オペラ] ブログ村キーワード
1870年、横浜で上演された『オペラ』と分類される、
日本初のオペラ、厳密にいえば喜歌劇「コックス&ボックス」を
観に行きました。
今ではほとんど上演されることのない演目ですが、
今年は横浜開港150年ということで、その記念事業のひとつにも
なり、東京テアターが公演を行います。
そればかりか、これを作曲したギルバート&サリバンの
第15回国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバル
(イギリス、ダービー州、バクストン)にも招聘されたとのこと。
それならぜひ見たい、と出かけた訳です。
登場人物はわずか3人。
音楽もストーリーも単純ですが、それだけにわかりやすく
誰でも楽しめる、素朴な良い舞台だと思いました。
観ていてすぐに思い出したのが、オッフェンバックの初期の作品群。
当時は登場人物の人数制限があったので、大がかりなオペレッタは
書きたくても書けず、こういう少人数の作品がいくつもあるのです。
それが1850年代のことですから、1866年代に作られたこのオペレッタが
影響を受けていても、不思議はありませんね。
もっとも、1866年といえば、オッフェンバックは既に、「天国と地獄」や
「青髭」、「パリの生活」などの大がかりなオペレッタを発表していたので
イギリスは島国であった分、遅れていたのかもしれません。
これは、あくまでもわたしの推測ですけど…
ただ、ギルバート&サリバンの曲は(作曲は、サリバンが担当)
パリやウイーンの作品に比べると、メロディーに魅力がありません。
現在、イギリス本国以外では、オッフェンバックやシュトラウスほど
頻繁に上演されていないのは、その辺に原因があるような気もします。
とはいえ、日本人がイギリスの作品をイギリスで上演するのですから
誇らしい! 心から成功を願っています。
1870年、横浜で上演された『オペラ』と分類される、
日本初のオペラ、厳密にいえば喜歌劇「コックス&ボックス」を
観に行きました。
今ではほとんど上演されることのない演目ですが、
今年は横浜開港150年ということで、その記念事業のひとつにも
なり、東京テアターが公演を行います。
そればかりか、これを作曲したギルバート&サリバンの
第15回国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバル
(イギリス、ダービー州、バクストン)にも招聘されたとのこと。
それならぜひ見たい、と出かけた訳です。
登場人物はわずか3人。
音楽もストーリーも単純ですが、それだけにわかりやすく
誰でも楽しめる、素朴な良い舞台だと思いました。
観ていてすぐに思い出したのが、オッフェンバックの初期の作品群。
当時は登場人物の人数制限があったので、大がかりなオペレッタは
書きたくても書けず、こういう少人数の作品がいくつもあるのです。
それが1850年代のことですから、1866年代に作られたこのオペレッタが
影響を受けていても、不思議はありませんね。
もっとも、1866年といえば、オッフェンバックは既に、「天国と地獄」や
「青髭」、「パリの生活」などの大がかりなオペレッタを発表していたので
イギリスは島国であった分、遅れていたのかもしれません。
これは、あくまでもわたしの推測ですけど…
ただ、ギルバート&サリバンの曲は(作曲は、サリバンが担当)
パリやウイーンの作品に比べると、メロディーに魅力がありません。
現在、イギリス本国以外では、オッフェンバックやシュトラウスほど
頻繁に上演されていないのは、その辺に原因があるような気もします。
とはいえ、日本人がイギリスの作品をイギリスで上演するのですから
誇らしい! 心から成功を願っています。
ミュージカル「デュエット」の初日、見てきました(^O^)/
レ・ミゼラブルやマイ・フェア・レディで主役をつとめた
石井一孝さんと劇団四季退団後、初の復帰作となる保坂知寿
さんの二人芝居。
作曲家と作詞家の男女のラブ・ストーリーが展開し、
ミュージカルというよりは音楽つきの芝居という印象の舞台でした。
のっけから自分のかかっている精神分析医の話が出たりして、
いかにもアメリカという感じ! 芝居の作りとしては、少し前の
時代の雰囲気で、ちょっぴり懐かしい気もします。
思わず笑ってしまうところも随所にあって、堅苦しいことを
抜きに楽しめます。テンポもいいし、というか保坂さんの
テンポは少し速すぎかも… あれほどたたみかけるように
話さなくても、と思いましたが、彼女の持ち味でもあるから
仕方ないのかしら?
舞台には、巨大なグランドピアノを模したセットがでんと置かれて、
その正面が部屋、左側面がピアノの鍵盤、右は場面によっては車に
なるという面白い造り。ただし、このピアノの鍵盤の上を歩いたり
座ったりするのには閉口しました。
実際にピアノを演奏する身としては、鍵盤は大袈裟にいうとどこか
神聖なものであって、あれはやめてほしいです。装置と演出の人は
音楽に思い入れがないのでしょうね。そうでなければ、できないはず。
鍵盤の上を歩いたり踊ったりするのを最初に見たときには、正直いって
ぎょっとしました。「うゎ~、やめて!!!」という感じです。
役者さんも抵抗があるのではないかしら。
鍵盤の上でなく、その前を歩くのなら全然気にならないのに、
変なものですね。人間の心理って。
ミュージカル「デュエット」は、日比谷のシアタークリエで、
7月27日まで上演しています。



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