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[ミュージカル] ブログ村キーワード

「ミス・サイゴン」をこの前観たのはいつだったか

忘れたくらい、再演を見ていませんでした。

初演とその次くらいは見たのですが、

しばらくご無沙汰だったのです。



なにしろ、わたしは特定の俳優さんのファンではないし、

ミュージカルでもオペラでも、作品自体、もっといえば

音楽に興味の大半があるので、ひとつの作品を何度も

観ることはほとんどありません。



そうこうする間に配役は大きく変わり、伝説の本田美奈子さんは

残念ながら亡くなってしまい、同じなのは、エンジニアの

市村さんくらいでしょうか。



行く前は、それも新鮮でいいかも、と思っていたのですが

正直いって、ちょっとがっかりでした。



主役の二人、知念さんと原田さん、が良くないんです。

一応歌えるんだけれど、全然感情が伴わないし、知念さんは

きんきんした声でもうやめて~って思ってしまいました(><)



反対に、エレン役のシルビア・グラブさんは、さすがに上手!

しっとりした歌声で聞かせます。やはり、持っている声が

良い上に、技量もある人は違いますね。




以前は、オペラの「蝶々夫人」を下敷きにしていると聞いても

あまりぴんとこなかったのですが、今回は、アジアの人に対する

西洋人の偏見、戦争が生んだともいえる混血児の悲劇などが

胸に迫ってきました。スクリーンで子供たちを映し出した演出の

せいでしょうか。それにしても子供を「ごみくず」というのは

聞いていても抵抗がありましたけど…




初演の方がエネルギーにあふれていて、出演者もよかったと

思うのは、こちらの印象のせいなのか、あるいは、その間に

たくさんの舞台を見たせいで、こちらが要求する基準が上がって

しまったのか(これは、最近よく感じることです)わかりませんが

もっと上手な主役で見たかったなというのが今回の感想でした。











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[オペラ] ブログ村キーワード

1870年、横浜で上演された『オペラ』と分類される、

日本初のオペラ、厳密にいえば喜歌劇「コックス&ボックス」を

観に行きました。



今ではほとんど上演されることのない演目ですが、

今年は横浜開港150年ということで、その記念事業のひとつにも

なり、東京テアターが公演を行います。



そればかりか、これを作曲したギルバート&サリバンの

第15回国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバル

(イギリス、ダービー州、バクストン)にも招聘されたとのこと。

それならぜひ見たい、と出かけた訳です。



登場人物はわずか3人。

音楽もストーリーも単純ですが、それだけにわかりやすく

誰でも楽しめる、素朴な良い舞台だと思いました。




観ていてすぐに思い出したのが、オッフェンバックの初期の作品群。

当時は登場人物の人数制限があったので、大がかりなオペレッタは

書きたくても書けず、こういう少人数の作品がいくつもあるのです。



それが1850年代のことですから、1866年代に作られたこのオペレッタが

影響を受けていても、不思議はありませんね。



もっとも、1866年といえば、オッフェンバックは既に、「天国と地獄」や

「青髭」、「パリの生活」などの大がかりなオペレッタを発表していたので

イギリスは島国であった分、遅れていたのかもしれません。

これは、あくまでもわたしの推測ですけど…




ただ、ギルバート&サリバンの曲は(作曲は、サリバンが担当)

パリやウイーンの作品に比べると、メロディーに魅力がありません。

現在、イギリス本国以外では、オッフェンバックやシュトラウスほど

頻繁に上演されていないのは、その辺に原因があるような気もします。




とはいえ、日本人がイギリスの作品をイギリスで上演するのですから

誇らしい! 心から成功を願っています。













ミュージカル「デュエット」の初日、見てきました(^O^)/

レ・ミゼラブルやマイ・フェア・レディで主役をつとめた

石井一孝さんと劇団四季退団後、初の復帰作となる保坂知寿

さんの二人芝居。




作曲家と作詞家の男女のラブ・ストーリーが展開し、

ミュージカルというよりは音楽つきの芝居という印象の舞台でした。




のっけから自分のかかっている精神分析医の話が出たりして、

いかにもアメリカという感じ! 芝居の作りとしては、少し前の

時代の雰囲気で、ちょっぴり懐かしい気もします。




思わず笑ってしまうところも随所にあって、堅苦しいことを

抜きに楽しめます。テンポもいいし、というか保坂さんの

テンポは少し速すぎかも… あれほどたたみかけるように

話さなくても、と思いましたが、彼女の持ち味でもあるから

仕方ないのかしら?




舞台には、巨大なグランドピアノを模したセットがでんと置かれて、

その正面が部屋、左側面がピアノの鍵盤、右は場面によっては車に

なるという面白い造り。ただし、このピアノの鍵盤の上を歩いたり

座ったりするのには閉口しました。




実際にピアノを演奏する身としては、鍵盤は大袈裟にいうとどこか

神聖なものであって、あれはやめてほしいです。装置と演出の人は

音楽に思い入れがないのでしょうね。そうでなければ、できないはず。

鍵盤の上を歩いたり踊ったりするのを最初に見たときには、正直いって

ぎょっとしました。「うゎ~、やめて!!!」という感じです。

役者さんも抵抗があるのではないかしら。




鍵盤の上でなく、その前を歩くのなら全然気にならないのに、

変なものですね。人間の心理って。



ミュージカル「デュエット」は、日比谷のシアタークリエで、

7月27日まで上演しています。






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